XMTradingの口座タイプを比較
口座タイプ | スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|---|
取引単位 (lot単位) | 10万通貨 | 1,000通貨 | 10万通貨 |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 | 500倍 |
注文方式 | NDD(STP) | NDD(STP) | NDD(ECN) |
取引手数料 | なし | なし | 1lotあたり 片道5通貨 |
最低取引量 | 1,000通貨 | 10通貨 | 1,000通貨 |
最大取引量 | 500万通貨 | 10万通 | 500万通貨 |
ボーナス | ①新規口座開設ボーナス ②100%入会ボーナス ③ロイヤリティプログラム | ①新規口座開設ボーナス ②100%入会ボーナス ③ロイヤリティプログラム | ①新規口座開設ボーナス |
最低入金額 | 約500円 | 約500円 | 約10,000円 |
スプレッド (USDJPY) | 1.6pips | 1.6pips | 0.1pips |
FX通貨ペア | 57銘柄 | 57銘柄 | 56銘柄 |
CFD | 42銘柄 | 42銘柄 | なし |
貴金属 | 5銘柄 | 5銘柄 | 2銘柄 |
上記の通り、各口座タイプでは取引単位(ロット)やレバレッジ、銘柄の種類など、取引時に注意すべき違いがいくつかある。
注文方式と取引手数料
口座タイプ | 注文方式 | 取引手数料 |
---|---|---|
スタンダード口座 | NDD(STP) | なし |
マイクロ口座 | NDD(STP) | なし |
ゼロ口座 | NDD(ECN) | 1lotあたり 片道5通貨 |
XMTradingでは「スタンダード口座」「マイクロ口座」と「ゼロ口座」では注文方式が異なっている。STP方式とECN方式はNDD方式の発注方法を細分化した注文方式だ。注文方法の違いはFX業者を選ぶ際の1つの判断基準として必要な知識となる。
XMTradingはNDD方式を注文方法を採用しているFXブローカーだ。NDD方式は取引の透明性が高いがスプレッドが広くなってしまうデメリットがある。しかし、STP方式とECN方式を使い分ければNDD方式でもスプレッドの狭い取引が可能になっている仕組みだ。
XMTradingでは「ゼロ口座」にECN方式を採用して狭いスプレッドを実現している。「ゼロ口座」はスプレッドのみを見れば魅力的な口座だが、取引手数料など取引条件や取引環境は厳しいため、初心者が始めるには難しいと言わざるを得ない口座だ。
各口座タイプの詳細は後程ほど解説していくので、ここでは注文方法の違いによる特徴の違いを理解しておいてほしい。
ロット数
口座タイプ | 通貨単位(1Lot) | 最低ロット数 | 最高ロット数 |
---|---|---|---|
スタンダード口座 | 10万通貨 | 0.01ロット | 50ロット |
マイクロ口座 | 1,000通貨 | 0.01ロット | 100ロット |
ゼロ口座 | 10万通貨 | 0.01ロット | 50ロット |
XMTradingではマイクロ口座のみ1ロットの計算方法が異なる。最高ロット数を見るとマイクロ口座で100ロットポジションを保有しても、スタンダード 口座やゼロ口座の1ロット分のポジションしか保有できない計算になる。
最低入金金額
口座タイプ | 最低入金金額 |
---|---|
スタンダード口座 | 約500円(5ドル) |
マイクロ口座 | 約500円(5ドル) |
ゼロ口座 | 約10,000万円(100ドル) |
最低入金金額の違いは各口座タイプの最大レバレッジの違いと取引手数料が関係している。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
スタンダード口座 | 1,000倍 |
マイクロ口座 | 1,000倍 |
ゼロ口座 | 500倍 |
XMTradingのレバレッジは最大1,000倍が特徴のFXブローカーだが、ゼロ口座は500倍までのレバレッジ制限がある。レバレッジが低くなれば当然必要な証拠金も多く必要になり、取引手数料制を採用していることが最低入金額が高くなっている理由と推測できる。
各種ボーナス
口座タイプ | 適用ボーナス |
---|---|
スタンダード口座 | すべてのボーナスが対象 |
マイクロ口座 | すべてのボーナスが対象 |
ゼロ口座 | 口座開設ボーナスのみ対象 |
XMTradingのボーナスの詳細は割愛するが、ゼロ口座ではこのボーナス受け取りに制限がかかっている。ゼロ口座は低いスプレッドで取引が可能だが、上記のように口座開設ボーナスのみしか適用になっていないため、ボーナスを目当てで登録する場合は注意が必要だろう。
XMTradingの口座タイプの詳細と使い方
XMTradingの各口座ごとの特徴を踏まえたうえで、それぞれの口座の適した使い方を述べる。使い方は一例である事を認識して口座開設時の参考にしてほしい。
スタンダード口座
スタンダード口座はXMTradingの標準的な口座と言って良いだろう。スタンダード口座の特徴をまとめると以下のようになる。
スタンダード口座はスプレッドがやや広めなことから、デイ・スイングトレードが最も適していると考えられ、スキャルピングには不利に働くだろう。また、XMTradingで取引をするのならスタンダード口座をメイン口座とし、取引スタイルに合わせて他の口座を追加で開設する方法が効率はいいだろう。
マイクロ口座
マイクロ口座は1lot=1,000通貨、最低取引量が10通貨から取引可能で、他の条件はスタンダード口座とほぼ一緒の口座となる。正直なところロット数が小さくなっただけであり、使用する機会はほぼないと言える口座タイプであろう。
ただし、この例は「非常に少額の資金で実際の取り引きができる」マイクロ口座のメリットを生かした使い方だ。口座の長所をとらえ、マイクロ口座を自分のトレードスタイル確立のために使用するのは有効だ。
ゼロ口座
ゼロ口座の最大の特徴は、XMTradingの口座タイプの中で一番スプレッドが狭い口座であることだろう。取引手数料も往復1ロットで1,000円(10ドル)前後の平均的な取引コストの口座だ。
しかし、「XMTradingの口座タイプを比較」で前述した通り、いくつかの制限があった。ゼロ口座の取引条件から以下のような使い方が最も効果が高いと考える。
ゼロ口座の場合、ECN方式という癖のある注文方式で初心者向きではない。XMTradingのみならずECN方式全般に言えることだが、大口トレーダーとガチンコ勝負をしなければならず、スリッページが発生しやすい。
メリット、デメリットが一長一短であるため、使い方が限定される可能性のある口座だ。スタンダード口座の補助的な使い方がゼロ口座を有効に使う方法ではないだろうか。
XMTradingの口座選びの注意点
それぞれの口座タイプの特徴を解説してきたが、口座開設前に注意すべきポイントについて解説する。
口座タイプによる取引銘柄の違い
口座タイプ | 通貨ペア | 貴金属 | CFD銘柄 |
---|---|---|---|
スタンダード口座 | 57銘柄 | 5銘柄 | 42銘柄 |
マイクロ口座 | 57銘柄 | 5銘柄 | 42銘柄 |
ゼロ口座 | 56銘柄 | 5銘柄 | なし |
取引銘柄についてはスタンダード口座・マイクロ口座はすべての銘柄が取引可能だが、ゼロ口座はCFD銘柄が取引できない。
主要通貨ペアのみで取引する場合にはさほど気にしなくて良い問題だが、XMTradingでCFD取引をしたい場合はスタンダード口座かマイクロ口座に登録する必要がある。
またMT4・MT5で取引する際、口座タイプ専用の取引銘柄でのみ取引可能なことは注意してほしい。具体的には口座タイプごとに取引銘柄の表示方法が違っている。(例:USD/JPYの場合)
口座タイプ | 取引銘柄の表示方法 | 相違点 |
---|---|---|
スタンダード口座 | USDJPY | そのまま表示 |
マイクロ口座 | USDJPYmicro | microがつく |
ゼロ口座 | USDJPY. | コンマがつく |
複数の口座タイプを複数のMT4・MT5で同時表示している場合、「マイクロ口座で10ロットポジションを持ったと思ったらスタンダード口座だった」は起こりうる危険性だ。複数口座を持っている場合には必ず銘柄の表示を確かめた上でポジションを持つように心掛けるべきだろう。
口座開設後に変更は不可
XMTradingは一度作った口座は変更ができない仕様になっている。しかし、1アカウントで8つまで口座を作る事が可能なので問題ないだろう。
追加口座はXMTradingに登録後にログインできるホーム画面の「追加口座を開設する」から登録が可能だ。追加の書類の提出もないので簡単に作ることができる。
ちなみに追加口座を作る際は必要な口座だけ作るようにしてほしい。理由は取引や入出金が90日間行われていない口座は口座維持手数料が必要になってしまうからだ。使わなくなった口座は後述の「使わない口座の解約方法」を参照。
ボーナスの移動
XMTradingの場合、同一アカウント内ならば口座間の資金の移動が可能になっている。資金の移動はホームの「資金振替」から行える。
資金移動の際に注意する点がボーナス移動のルールだ。
上記2つの資金移動ではボーナスが残っている場合、ボーナスが消滅してしまうので注意したい。ボーナス残高はマイアカウントホームの「クレジット」部分を見れば確認できる。
一度消滅したボーナスは復帰できないので、これらをしっかり確認した上で資金移動はすべきだろう。
よくある質問(FAQ)
- 口座タイプの確認方法
-
自分が持っている口座タイプはマイアカウントで確認可能だ。
手順1:マイアカウントには自分が持っている口座一覧が表示されるので、確認したい口座をクリックする。手順2:口座詳細が表示されるので「口座種別」部分を見れば口座タイプを確認可能だ。
口座タイプは以下の記載方法で「口座種別」に記載されている。
口座タイプ マイアカウントでの記載方法 スタンダード口座 Standard マイクロ口座 Micro ゼロ口座 XMZero - 使わない口座の解約方法
-
使わなくなった口座は先ほど話したように解約したほうが賢明だ。
手順1:マイアカウントで口座一覧から解約したい口座の「オプションを選択する」をクリックする。手順2:「オプションを選択する」をクリックすると上図のようにメニューがポップアップするので「口座を解約する」を選択。
手順3:画面が切り替わるので「取引口座を解約する」をクリックする。
手順4:自動的に登録したメールアドレスに確認メールが届く。メール内の「取引口座を解約する」をクリックすると、マイアカウントへのログイン画面に戻り、そこで最終の解約確認をして解約完了となる。
口座解約時には以下の3点の確認は必須だ。
口座を解約すると解約した口座は復帰できず、残っていた資金も消滅してしまう。資金消失のミスなどを防ぐためにも確認した上で手続きを進めるべきだろう。
総評
XMTradingの3種類の口座は他のFXブローカーと比較しても平均的である。標準的な取引条件だからこそ安定して使えると言い換えることもできる。また、XMTradingは口座だけでなく、追証がなくハイレバレッジで取引でき、日本人の登録者も多い安定性の高い海外のFXブローカーだ。
口座開設後に別口座を追加で開設可能であるため、それぞれの口座を使いながら自分に合った口座を探してみるとよいだろう。ただし、ゼロ口座は100%入金ボーナスとロイヤリティプログラムが適応されず、資金移動時にボーナスが消失することに注意しておきたい。
- 最新情報はXMTrading公式ホームページを参照
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